2012年05月24日
★ 娘の貯金通帳 ★

ippeiが住宅会社の所長の時の話・・・

お家を建てる計画のお客さんのお家に・・・
そこには、小4と小2の二人のお嬢さんが居ました。
ippeiがお家に行くと、「おじちゃん・・・おじちゃん」と、大歓迎してくれます。

若いお父さん、お母さんもippeiとの信頼関係もできて、建物も気に入って貰いました

しかし最終見積もりの段階で、どうしても予算が足りません・・・

所長としての出来る額、ギリギリまで値引きをしたのですが・・・足らないんです。。。

すると、その場の雰囲気を察した小4のお姉ちゃんが自分の机に行き、あるモノを持ってきました。
「おじちゃん・・・これ使って

手にしていたのは、可愛らしいキャラクターの印刷された「貯金通帳」でした。
その時の若いご両親は・・・目にイッパイ涙を溜めて子供の頭を、只々撫でていました。
ippeiは会社に取って帰り、即社長に連絡を入れて
「会社も、建物も凄く気に入っている事」「ippeiとシッカリ信頼関係ができている事」などを
話し、無事に社長決裁を貰うことができました。
その後は言うまでもなく、念願のマイホームで幸せな生活を送られました。
当時のお嬢さんも今では、結婚されて素敵なママになっています

あの時の、貯金通帳に幾らのお金が入っていたかは分かりませんが
ご両親にとっては、金額では計り知れない程の愛おしさを感じられたと思います。